岸田國士『「明るい文学」について』(1927年)

2016/4/3 甲乙の対談形式で表す文学論。 対談は菊池寛の発明と聞いたけど、この文章はそのあとに書かれたんだろうか。 文学における「明るい=軽い」「暗い=深い」という今でも良く聞きそうな一般論を採りあげている。 「明るい文学」は、文学と言えるのかどうかという問題。 甲の「(読者は)文学の中に人生そのものよりも、人生を観てゐる作者の眼を探すのだ。」という指摘がおも…

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岸田國士『戯曲講座』(1932年)

2016/3/16 岸田国士が明治大学で戯曲講座を受け持つことになったとき文章。 自分自身、戯曲の書き方は誰にも習った覚えが無いとしつつ「戯曲並びに戯曲創作について知り又は感ずることを述べよ」という注文にならできなくはないと思うそうだ。 知ってることや感じることを語るだけなら、今の時代誰にでもできるだろうけど、岸田国士が何か言うなら興味ある。 「劇的感覚の訓練」には「名優…

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片山廣子『コーヒー五千円』

(http://www.aozora.gr.jp/cards/001346/card49517.html) 2016/3/16 コーヒーは当時1円で飲めたらしい。 それを5000円だというから落語の『千両みかん』みたいな話でもあるのかと思った。 知人の弟から聞いた話。 上海ではインフレでコーヒーが5000円になっていた。 「東京でそうなったら死ぬしかない」と言…

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