片山廣子『「王の玄関」イエーツ戯曲』

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2016/3/16

片山廣子によるアイルランド人イエーツの戯曲「王の玄関」の紹介。

主人公シヤナアンは詩人。

かつては王宮の会議に出席し軍人や法律家と並んで国事を議する一人だったが、「詩人は資格なし」として王宮から追い出される。

シヤナアンは抗議のため王宮の玄関に座り込み、断食する話。

片山氏は「芝居としては面白くないかもしれない」と書いているが、登場人物たちが「愉快に勝手に」せりふを言い、一つ一つのせりふから「ひろがる世界」があるとも書いている。

あくまで紹介の体なので、実際にはどういうせりふが書いてあるのかははっきりしない。

ただ、落ちぶれた末に人の家の玄関で自害を試みるというのは、仲代達矢主演の『切腹』でも同じようなことやってたし(目的は全然違うけど)、案外ふくらませがいのあるエピソードだと思う。

最近、大学では文系軽視の風潮もあるし、今の日本でもフィットするかもしれない。

菊池寛は嫌いそうな話だけど、アイルランド戯曲の影響を受けている人なのでたぶん読んでいるはず。

どう思ったのか気になる。

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