片山廣子『コーヒー五千円』

http://www.aozora.gr.jp/cards/001346/card49517.html

2016/3/16

コーヒーは当時1円で飲めたらしい。

それを5000円だというから落語の『千両みかん』みたいな話でもあるのかと思った。

知人の弟から聞いた話。

上海ではインフレでコーヒーが5000円になっていた。

「東京でそうなったら死ぬしかない」と言うと「着物を売れば10万になる」と返される。

そのときから6~7年経っているが、コーヒーは50~100円で飲むことができるという話。

だからどうしたと言ってしまいそうだが、無理やり教訓を探すなら、自分たちが日常だと思っていることが、場所や時代が変われば全く別の世界があるということがいいたいんだろうか。

片山廣子は1878年生まれ。

この文章の「底本の親本」は、1953年だから70代で書いたと思われる。それからさらに60年以上たってるけど、まだコーヒーはせいぜい500円。

ただ、探せば5000円かかるところもありそうではある(だからどうした)。

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