岸田國士「『赤鬼』の作者阪中正夫君」(1935年)


2016/4/5

タイトルに赤鬼とあるけど、実際はほぼ作家論。

阪中正夫(さかなかまさお)のことは知らなかったけど、評価されている。

何冊か出版されているそうだけど、読んだことがない。

・リリシズムに出発し、現実の解剖に進んだ優れた作家の一人で天性の芸術家。

・利害の心理の結果生じる凄惨な条件を冷ややかな微笑をもって描いている。

・困難な戯曲の形式に挑んでいる。(どう困難なのか書いてあったけどよくわからず)

・枚数があれば『赤鬼』も、出世作『馬』以上の作品になったと思われる。

・役の年齢に達した俳優が扮しなければ、ほんとうのおもしろい人間にならないという作品生理。

以上のことを創作座も意識してほしいと書いてあるので、公演自体にはちょっと不満だったのかも。

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