菊池寛『ゼラール中尉』

2016/8/3 「嫌われゼラール中尉の一生」という感じ。 ゼラール中尉は自信家で人の話を聞かない。 ベルギー、リエージュの町にドイツが攻めてくると予言して、実際にドイツが攻めてくると喜んでしまう。 大変な事態なのに予想をはずした人に自慢しようとする。 いい人でもなく、共感もできない人が、たまに正しいことを言う。 同様に共感できるいい人の判断が、完全に間違えている。 そういうこ…

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菊池寛『蘭学事始』(1921年)

2016/7/29 杉田玄白は、前野良沢を苦手に思っている。 同じ学者でも社交的で調整型の玄白に対して、一途で頑固すぎる良沢は居心地の悪い存在だった。 その原因を学者としての嫉妬だと自覚して玄白は苦しんでいる。 『風雲児たち』の該当箇所を読んだばかりなので、ふたりの様子がみなもと太郎先生の絵で脳内再生される。 玄白にとって、良沢のような学者の鑑を煙たがっているということは、誰にも見せた…

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菊池寛『私の日常道徳』(1926年)

2016/7/27 菊池寛が道徳について箇条書きにしている。 ご馳走になるならない、お金を貸す貸さないの基準が細かい。 人によって貸せる額の上限を決めている。 よっぽど無心される機会が多いんだろう。 ご馳走になる時、まずいものおいしいとは言わないが、おいしいものは明らかに言う。 約束は守る。ただし原稿の約束は守り切れない…という落とし方。 人の悪口より、その悪口をわざわざ教えてくれ…

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